2024.03.17
SDGs
SDGsウォッシュまたはグリーンウォッシュにはご注意
SDGsウォッシュまたはグリーンウォッシュは聞いたことのある言葉でしょうか。言ってみれば、言葉だけ・上辺だけのSDGsや環境への取り組みです。名ばかりの活動、実態のない・伴っていない行いと言いましょうか。流行りに乗っかり恩恵を受けようとする企業や団体がそれなりの数、いるようなのです。雰囲気で賛同したりせずに見定めを行っていきましょう。
〇〇ウォッシュってなんだろう
元々あった言葉である「ホワイトウォッシュ」から派生してきています。ホワイトウォッシュは白い塗料によって表面だけを美しく見せかけることを指しており、そこに自然をイメージさせる「グリーン」をプラスしたものが「上辺だけをエコらしく取り繕う」という意味の「グリーンウォッシュ」です。そして、SDGsっぽい何かを加えているものが「SDGsウォッシュ」となります。注目を集めるためや興味を惹くために耳触りの良いフレーズを使ったり、社会的な意識の高まりに乗じて企業活動を行ったり、実態の伴わないSDGsのことを指しています。実態と乖離したいわゆる環境マーケティングは、社会への詐欺・詐称として重く受け止められるようにもなってきています。故意ではなく「なんとなく」が招くSDGsウォッシュ
意図的にではなく無知やなんとなくで「この商品は環境に配慮しています」や「SDGsに取り組んでいます」などのイメージをアピールしているものも見受けられます。多くは根拠を示していなかったり特別なことをしていないのに謳っていたりし、消費者に誤解を与えている企業・商品・活動も存在しています。「最近話題だし、流行っているようだからウチも取り入れよう」と実態の伴わないSDGsも散見されます。 例えば、- 二酸化炭素(CO2)削減を掲げていながら、石油産業に投資を行っている
- SDGsのロゴを掲げているものの具体的な活動や取り組みを行っていない
- リサイクル素材の使用をアピールしているが、製造過程で多くの廃棄物を排出