2024年9月16日(月)に当社ゴミ収集車(塵芥車・パッカー車)が収集作業中に車両内部から白煙を確認するといった事案が発生いたしました。
安城市堀内公園の駐車場にて荷下ろしをし、消火活動を行いました。
早期発見、早期対処により車両火災や周囲の家屋への影響もありませんでした。
堀内公園の方々には多大なるご迷惑をおかけ致しまして、申し訳ございませんでした。

発火元となる廃棄物を調査したところ、「石灰乾燥剤」が一袋分(約10kg)が発見されました。
消防の方からもこちらが発火元で間違いないとの見解を頂きました。

メーカーにも確認しまして、未使用の「石灰乾燥剤」に水分が付着することで熱を持つ可能性があるそうです。
使用済みの状態ならまず発火することはないと言われましたが、今回は未使用の「石灰乾燥剤」が使用済みの物の中に混ざっていたようです。

当社のような廃棄物収集業者のゴミ収集車から出火するというニュースが頻繁に報道されています。
昨今、バッテリー等の不適切処理によりゴミ収集車からの出火するケースが多いようです。
今回は迅速な対応で被害が最小限に抑えられましたが、次も同じようになるとは限りません。

・住宅街の中で荷下ろしができない場所だったら
・周囲にガソリンスタンド等の引火すると危険な物が保管されている場所だったら
・大型の工場内部で収集作業中だったら
・国道23号線のようなバイパス線で走行中だったら

このような場所・状況でなかったことは幸いでした。
重ねて申し上げますが、今後はこういった場所・状況での出火の可能性も否定できません。
社内での教育・訓練を通じて様々なシーンでの対応を想定しています。

廃棄物収集は排出事業者の皆様のご協力、地域の方々のご協力なくては成り立ちません。
排出事業者の皆様には排出される廃棄物についてお願いすることもあるかと思います。
地域の皆様には今回のような緊急事態の際にご協力をお願いすることもあるかと思います。
当社は収集時の確認、排出事業者の皆様への啓蒙活動、万が一の緊急事態発生時に備えた訓練を徹底して参ります。
皆様からのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


総務部 柴田