大掃除のゴミの処理方法
年末といえば大掃除シーズンですが、大掃除で大変なのが大量に出たゴミの処分。普段の掃除と比べるとゴミの量が多く、家電製品など簡単には捨てられないゴミも多いので、どのように処分したら良いかわからず悩む人も多いのでは。今回は大掃除で出たゴミの処理方法についてわかりやすくご説明します。
ゴミの処理方法は大きく3つ!
大掃除で出たゴミを処分する方法は大きく以下の3つに分けられます。
- 自治体の回収日にゴミを出す
- 自治体のクリーンセンターに自分でゴミを持ち込む
- 専門の業者にゴミの処分を依頼する
それぞれメリット・デメリットがあるので、ゴミの種類や量、状況に応じて最適な方法を選ぶと良いでしょう。
1.自治体の回収日にゴミを出す
自治体のゴミ出しにはルールがあり、一度に多量のゴミを出すことはできません。多量ゴミの基準は自治体によって多少異なりますが、一度に出せるゴミの量は45ℓの袋で3~4袋までと定めている自治体が多いようです。ゴミの量が少なく、自治体の定めたルール内に収まる場合は普段と同じようにゴミ出しをすると良いでしょう。また、粗大ごみも月1回など回収日が限られており、処分費用も必要になりますが事前申し込みによって回収してもらうことができます。
2.自治体のクリーンセンターに自分でゴミを持ち込む
自治体にはクリーンセンターというゴミ処理施設があり、多量のゴミや粗大ゴミを自分で持ち込んで処分してもらうことができます。ただし、自治体によってはクリーンセンターがない場合もあるので事前確認が必要。持ち込めるゴミの種類や処分費用も自治体によって異なるので自治体のホームページなどで事前に確認するようにしましょう。また、クリーンセンターに持ち込む場合もゴミの分別は必須。適切に分別されていない場合は持ち込みを断られることもあるので注意しましょう。
3.専門の業者にゴミの処分を依頼する
手間や時間をかけず大量のゴミを廃棄したい場合は、専門の業者に処理を依頼すると良いでしょう。ただし業者に依頼する場合は注意が必要です。不用品回収を事業として行うためには一般廃棄物収集運搬業許可が必要になり、許可を取得していない業者が不用品回収を行うのは違法行為にあたります。「値段が安いから」「無料で引き取ってくれるから」という理由で業者を選ぶのはNG。不法投棄や転売など適切に処理されない可能性もあるので、ホームページやクチコミなどをしっかり確認し、一般廃棄物収集運搬業許可を取得している信頼できる業者に依頼するようにしましょう。
家電リサイクル法にも要注意
特定の家電製品(エアコン/テレビ/冷蔵庫・冷凍庫/洗濯機・衣類乾燥機)は家電リサイクル法によってリサイクルすることが義務付けられています。これらの家電製品は自治体では収集を行っていないため、下記のいずれか方法で処分するようにしましょう。
①新しく家電製品を購入する小売店に引き取りを依頼する
②家電製品を購入した小売店に引き取りを依頼する
③近隣の家電販売店等に引き取りを依頼する
④指定引取場所へ直接搬入する
⑤一般廃棄物収集運搬業許可業者に収集を依頼する
※指定引取場所や一般廃棄物収集運搬業許可業者は自治体のホームページ等で調べることができます。
なお、これらの家電製品を処分する際はリサイクル料金や収集・運搬料金が必要になります。リサイクル料金はメーカーによって異なり、収集・運搬料金は小売業者や収集業者によって異なりますので事前にチェックするようにしましょう。