2024.6.19
非接触事故についての勉強会を実施しました
2024年6月に非接触事故が発生したことを受けて少人数のグループ単位での勉強会を実施しました。
「非接触事故」
皆様はご存じでしょうか?通常の事故ですと、車と車、車と建物などが接触することで事故が起きたと考えます。非接触事故では直接的な接触がない場合でも事故として見なされる事故のことを言います。分かりやすい例を挙げますと、以下のような例があります。
例1)
「バイクAが走行中に対向車Bが車線をはみ出して向かってきたので、避けて転倒した」
この場合はバイクAと対向車Bが直接的には接触してませんが、バイクAが転倒したのは対向車Bの走行が原因と考えられますので、非接触事故として事故と同等の扱いをする必要があると思います。同等の扱いとは直接的な接触があった事故と同じように対処します。怪我人の救護、警察への通報が必要です。
例2)
「直進車両Cが一旦停止を無視して交差点に入ってきた車両Dを避けて壁に激突した」
こちらも壁に接触したのは直進車両Cで車両Dとは直接的には接触していません。ただ、車両Cは車両Dを避けて壁に接触していますので、こちらの例でも通常の事故と同じ対応が必要です。
例3)
「横断歩道を歩いていたところ、車両が直前で急ブレーキにより停車したので驚いて転倒した」
横断歩道を歩いていた歩行者と車両は接触していませんが、急に来た車に驚いて転倒してしまった場合は車の接近が転倒の原因と考えられます。この場合も通常の事故と同じ対応が必要です。
非接触事故の発生を受けて株式会社アンコムでは以下の項目について取り組みを行いました。
1:安城警察署へ非接触事故について確認
どういったケースが非接触事故として考えられるのか確認をしました。非接触事故が発生した場合の対応についても確認をしました。
2:社内ルールの決定
非接触事故が発生した場合、どのような対応をするのか社内でのルールを決定しました。
3:乗務員への教育・訓練の実施
今回発生した非接触事故の状況を詳しく再現し、注意するポイントや非接触事故発生時の対応について周知を行い、教育・訓練を実施しました。
非接触事故に繋がらないような安心・安全な運転を引き続き行っていくことがとても大切です。万が一、非接触事故に関わらず事故が発生した時も落ち着いて報告ができるようにシステム面でも教育面でもバックアップしていきたいと考えています。
また、こちらの記事をご覧の皆様も非接触事故の当事者となる可能性がないとは言い切れません。非接触事故が発生した場合、非接触事故と思われる事故が発生した場合について一度考えておくのも良いかと思います。
総務部 柴田